「文藝春秋」の編集者が明かす、電子版限定の“ここだけの話”
体操とは縁遠い人生を送ってきました。
最後に体操をしたのはおそらく学生の頃ですから、軽く20年は体操をしていない計算になります。もちろん、体操にまつわる思い出もエピソードもありません。強いて言えば、2歳になる下の娘が「おかあさんといっしょ」を見ながら、テレビの前で「からだ☆ダンダン」をたまに踊っているのが私と体操を結ぶ細い糸かもしれません。
4月下旬、そんな非体操人間である私は、突如「ご当地体操」特集10ページの制作を命じられました。現場を担当するのは編集部のAさん。もちろん多分に漏れず非体操人間です。ご当地体操を担当してもらう、と伝えた時のAさんの「この人はいったい、何を言っているんだろう?」という表情が忘れられません。ただ、デスクである私も「ご当地体操」なるものの存在を少し前に知っただけの、ズブの素人。戸惑うAさんを前にしても、かける言葉が見当たりませんでした。
何から伝えればいいのかわからないまま時は流れて、とりあえず全国にたくさん存在しているという、ご当地体操の動画を確認することにしました。まずは北から、北海道の「函館いか踊り体操」をYouTubeで観ることに。

“いか刺し、塩辛、いかソーメン♪”
リズミカルな音楽に合わせ、女性たちが「波波いかバランス」「のしいかスクワット」函館名産であるイカの動きを存分にイカした様々なムーブを繰り出します。試しに軽く真似をして、身体を動かしてみました。むむ、これは……意外と効くなあ。次は、レコメンドに出てきた「高知やさい体操」。こちらは「ひろみちお兄さん」こと佐藤弘道さんが監修したもので、本人が動画で実演してくれています。
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