七味唐辛子の老舗によるスパイス・チョコ、山形牛の老舗が完全手作りローストビーフ・・・・・・

目耳口

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七味唐辛子の老舗による 新感覚のスパイス・チョコレート

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 長野県善光寺の老舗七味唐辛子店『八幡屋礒五郎』が手掛ける、スイーツブランドKongen Sweetsの『スパイス・チョコレート』(1枚、600円)。七味唐辛子で培ってきた技術を生かして焙煎したカカオや、美しい色合いのルビーカカオ、ホワイトチョコなどを、自慢のスパイスとミックス。柚子や山椒、紫蘇、唐辛子など七種類の素材をそれぞれに合うチョコレートで仕上げている。酒類とも相性が良いので辛党の男性にもおすすめだ。ミニチョコで一度に七種を味わえる箱入りの『アソートセット』(7枚、1,200円)もあるので、まずはこちらで色々お試しを。 

八幡屋礒五郎
長野県長野市柳町102-1 ☎︎0120-156-170

山形牛の老舗が完全手作り 忘れがたきローストビーフ

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 山形市に1898年創業した食肉卸店は、山形牛の素晴らしさを伝えることをモットーに品質の高い肉を卸ならではの低価格で提供することで、地元のみならず食通の間でも評判となっている。中でも人気が高い『山形牛ローストビーフ』(350g、5,000円)は、ほどよい霜降りの最上等級の肉のみを使用し、熟練の職人が完全手作業で仕上げるこだわりよう。まろやかな肉の風味と柔らかで繊細な肉質は、今までのローストビーフの概念を変えてくれる美味しさで、肉汁を余すことなく使用したソースも味わい深い。4~5人前とボリュームがあるので自宅での集まりや手土産に重宝だ。 

中島商店
山形県山形市相生町8-55 ☎︎023-631-2282

京都の料理宿から 山の恵みが織りなすテリーヌを

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 季節の草花を懐石に取り入れた優美な摘草料理で有名な、京都の奥座敷・花脊に佇む宿、美山荘。遠出がしづらいこのご時世、自宅でもミシュラン二つ星の宿の味を堪能できるようにと、お取り寄せ料理を充実させている。『雉のテリーヌ』(約200g、5,000円、送料込)は、日本固有種である雉の肉を主役に、栗、胡桃、銀杏、干し柿、山椒などを使った和のテリーヌで、藁に包み焼くことで山里らしい雰囲気を演出。低温調理によりしっとり柔らかな仕上がりで、酒に合い、オードブルにももってこいだ。自宅に届いたらすぐに楽しむのもいいが、数日熟成させると、より深い味わいへと変化し、これまた美味。 

摘草料理 美山荘
京都府京都市左京区花脊原地町375 ☎︎075-746-0231
※受注生産

岐阜の銘菓に趣向を凝らした 季節の味を堪能する

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 栗きんとん発祥の地といわれる岐阜県は中津川。市内に店を構える和菓子処美濃屋では、栗きんとんを長野県産の干し柿、市田柿に詰め込んだ『木守柿』(10個、3,456円、税込)を、この時季限定でこしらえる。国産栗の風味を生かすため、竹べらを使い小さな粒を残し丁寧に裏ごしする栗きんとん。ほっくりとした豊かな味わいは、干し柿の凝縮された自然な甘さと調和。素朴な組み合わせながら端正な趣があって、栗好き、柿好きの方にはこの上なく贅沢な一品だ。 

御菓子司美濃屋 岐阜県中津川市茄子川1208−5
※3月までの販売、無くなり次第終了
※文春マルシェでも販売 ☎︎0120-636-700
https://shop.bunshun.jp/store/

直火を追求した ユニークなフォルムの焚き火台

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 揺らめく炎に癒やされると、近年ブームの焚き火。直火禁止の場所も多いことから、今や必須道具となっているのが焚き火台だ。そこで今回ご紹介するのは香川県の槙塚鉄工所の槇塚登氏と、アウトドアライフアドバイザーの寒川一氏が考案した焚き火台『リアルファイヤースタンド ジカビ』(Sサイズ 20,000円、Lサイズ 30,000円)。その名の通り直火の良さを体感でき、地面に近い低い位置で火が焚けて足元の暖かさを実現した。火を熾す円状のパンの外周は、フライパンや石などを温められるフレーム付き。また、薬缶を置く五徳にも使える便利なトライアングルなるものも付属されている。 

アンプラージュインターナショナル
大阪府箕面市船場東1-11-45 ☎︎072-728-2781

東日本大震災から10年 被災地の未来を描いた戯曲

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 2021年の2月下旬から3月中旬に宮城県仙台市と東京都杉並区で再演される戯曲『方丈の海』は、東日本大震災から10年後の東北を初演当時(2012年)に予見的に描いた作品だ。作者は、仙台市の演劇文化を支えた劇作家の故・石川裕人。作中では、被災した映画館で生活する家族が、復興で一儲けを企む興行師や不動産屋といった怪しい人々に巻き込まれながらも、未来に向けて歩を進めていく。演出を担当する渡部ギュウさんは「理不尽に翻弄されてきた東北人の菩薩心を感じる戯曲です」と語る。事実がベースの悲劇だが、今回は鑑賞しやすいエンタメ作品に仕上がっている。 

方丈の海2021プロジェクト

https://houjounoumi2021.stage.corich.jp/ ※詳細はWEBで要確認

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source : 文藝春秋 2021年3月号

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