立木義浩(たつき よしひろ・写真家)
写真=深野未季(本社)
21歳で写真の世界に飛び込み、半世紀以上にわたり第一線で活躍してきた立木義浩(84)。写真家にとっての至上命題は、「観察する」ことだと語る。
「この人をいきいきと撮るにはどうしたらいいだろう……と常に被写体を観察して、察知する能力が必要とされる。『いきいき』というのは、目が輝いているとか単純なものではなくて、いかにその人の生き様や人生を切り取れるかということ」
広告・雑誌・出版など幅広い分野を横断し、あらゆる種類の写真を撮り尽くしてきたように見える。今後撮りたいものは?
「スナップ写真は全然飽きないよね。例えるなら蟻地獄みたいで、始まったら終わりがないのよ。四六時中カメラを持って、何か撮らなきゃいけないという強迫観念が付き纏う。しんどいけど、台本がないぶんいつも新鮮な感動がある。死ぬまで撮り続けると思うんだよな」
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2022年6月号