迷ったら、やる。何事もやってみなければわからない
(1)迷ったときはやる
私は精神科医や臨床心理士と名乗ることが多いのですが、医師の道を選んだのは、お金を稼ぎ、それを元手に映画を作りたかったからです。その夢は叶い、これまでに映画監督として5本の映画を作りました。
やりたいと思うだけでは何も実現しません。たとえ失敗するかもしれなくとも、迷ったときには、とにかく挑戦する。それをモットーに生きてきました。
これからお話しする次の9つの項目の根底には、何よりまず、「やるかやらないか迷ったときはやる」という考えがあります。それはビジネスの局面だけでなく、日常生活においても変わりません。
昔からワインが好きで、収入がある程度安定してきてからは、高いワインでも迷ったら買うようにしています。今を逃すと二度と買えないかもしれない。将来買えても、人と楽しく飲めない身体になっているかもしれない。そう考えてどんどん買っていたら昨年は5000万円もつぎ込んでいて、税理士に叱られてしまいました。
(2)お金は貯めず、好きなことに使う
昔からお金は「使う」ためにあると考えてきました。
老後に備え、今使いたくても我慢してお金を貯めている人がたくさんいます。でも、貯めたお金を将来使える保証はどこにもありません。極端な話、明日死んでしまうかもしれない。そうでなくても、歳を取れば身体が動かなくなったり、好きな物を食べられなくなったりと、使いたくても使えなくなってしまいます。
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source : 文藝春秋 2024年1月号