内部機密を取るために「バックチャンネル」を開拓せよ(聞き手 城山英巳・北海道大学大学院教授)
■駐中国大使、かく戦えり〈完結〉
第1回 駐中国大使、かく戦えり
第2回 中国での3ステップ 情報収集術 今回
第3回 尖閣諸島のために戦略的臥薪嘗胆を
第4回 原発処理水「情報戦」の真相
第5回 「台湾有事」中国の本当の狙い
第6回 二階俊博元自民党幹事長のすごい人心掌握術
第7回 鄧小平のオーラと江沢民の炭坑節
第8回 習近平の「国家の安全」に警戒せよ
「中国が突きつける挑戦の規模と範囲は、これまでに経験したことのないような米外交の試練となる」
2022年5月26日、米国のブリンケン国務長官は対中政策スピーチを発表し、その中で、国務省内に中国に関する安全保障、経済などの専門家を集めた部署「チャイナ・ハウス」を設立することを表明しました。
米国だけではありません。ドイツも昨年7月、初めて中国戦略を策定し、分野横断的に中国問題の専門性を強化することの必要性を指摘しました。さらに英国も昨年4月、クレバリー外相が対中政策スピーチを行い、中国専門家の増強と共に、関連予算の倍増に言及しました。大国化した中国に関する専門家の養成と情報収集力の強化は、世界的な潮流となっています。米英独はその必要性を十分に理解したうえで、対中戦略を日々更新しているのです。
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source : 文藝春秋 2024年3月号

