サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します
宝くじから保険の加入時まで、日常生活の中で確率について考えなければならない機会は多い。だが、我々の確率に関する感覚というのは、残念ながらかなりあやふやなものだ。たとえば、30人の人がいる時、その中に同じ誕生日のペアがいる確率はどのくらいかという問題がある。直感的にはかなりその可能性は低そうに思えるが、意外にも同じ誕生日のペアがいる確率は71パーセントにも及ぶ。さらに人が50人いる場合だと、この確率は97パーセントに跳ね上がる。自分と同じ誕生日の人がいる確率はもちろん低いが、任意の誕生日のペアならば実はかなりいるはずなのに、つい両者を混同してしまうのだ。単純ながら直感に反するため、この問題は「誕生日のパラドックス」とも呼ばれる。
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source : 文藝春秋 2024年3月号