(右から)
在タイ王国日本大使 梨田和也
調教師 矢作芳人
神田神社(神田明神)宮司 清水祥彦
開成名物といえば運動会。我々は「黒組」、3年8組のクラスメートである。黒組出身の異彩を放つ2人を紹介したい。
矢作は昨年まで5年連続で最多賞金を獲得している日本を代表する調教師。大学に進んだが、父の後を追って調教師になる夢をあきらめきれず、中退して競馬界に飛び込み、25年かけて調教師免許を取得した苦労人である。古い体質の日本競馬界の改革に取り組み、海外レースにも積極的に遠征して、国際化を推進する第一人者である。清水は江戸の総鎮守、神田神社(神田明神)のトップを務める。早くから神職の道を目指し、高校時代から禅寺やキリスト教会に通っていて、大学でも神道を専攻した。神田神社は、清水の肝いりで国際交流に力を入れており、神田祭では米国を始めとする在京大使が神輿を担いでいる。この原稿を書くにあたって、2人から以下を強調してほしいと頼まれた。「高校時代の成績は低空飛行であったが、成績だけで評価しない寛大な校風に救われたからこそ今がある」。両名の共通見解である。
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source : 文藝春秋 2024年3月号