
チキンライス(2,700円)には、4種の薬味(らっきょう、福神漬け、たまねぎの醬油漬け、みかんのシロップ漬け)が付いてくる

『鬼平犯科帳』など数々の名作を残した作家・池波正太郎は食通としても名高い。著書『散歩のとき何か食べたくなって』には「チキンライスが銀の容器(いれもの)に入って出て来やがった」と驚く友人に連れられ、初めて資生堂パーラーを訪れた少年時代の思い出が綴られている。そのおいしさの秘訣は「たね」にあると、調理長の川嶋俊雄さんは語る。
「たまねぎ、チキン、マッシュルームなどをよく炒めて味を凝縮し、ケチャップとトマトペーストを加えて煮詰め、一晩寝かせて『たね』を作ります。これをご飯と炒め合わせ、仕上げにエダムチーズを加えることで、より濃厚なコクが生まれます」
チキンライスをはじめとする伝統メニューのレシピは戦前から変わらない。池波が「持続の美徳」と評した味が、今なお受け継がれている。

1902年にソーダ水とアイスクリームを製造販売する日本初の「ソーダファウンテン」として誕生し、「資生堂パーラー」に発展。

撮影=深野未季
年額プランがおトク!月あたり900円で全記事読み放題
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
オススメ!
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2024年12月号

