服部教授は学生の訴えを「落書き」呼ばわり
一方で服部教授は2月13日、教職員と学友会との定例懇談会に姿を現し、学生に対して釈明。小誌はこの音声を入手した。
「何人かから直接、『評価の基準が分からない』という意見を教室で伺いました。でも意見を下さる学生に限ってシラバスに書いた評価基準をあまり読んでくれていない。それで『もう1回読んできてください』って申し上げるようにしています」
「1月7日ぐらいから試験をしたところ、答案に『これで採点ができるのか』『どうやって採点するんだ』という、そんな落書き……書き込みを見つけたわけです。なかなかその辺のところ教員としては困難を感じております」
服部教授は自らの正当性を主張し、学生の訴えを「落書き」呼ばわりしたのだ。
群馬大医学部に尋ねると、救済措置を認めたのが3年生8人だけだった点については「カリキュラム導入の過渡期であること」や「全国的にみて新たな授業内容であったこと」などを理由とした。多くの学生が、絶対的な評価基準がない科目で恣意的な評価を下される可能性に不安を抱いていることについては「科目責任者が恣意的に評価を決定できるものではありません」と回答した。
だが、服部教授や大学当局の姿勢に納得できない学生たちは、さらなる救済措置を求める署名活動を行っている。
2月21日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および2月22日(水)発売の「週刊文春」では、学生のアンケート内容の詳細や、服部教授の女子学生に対する“セクハラ発言”、紛糾した定例懇談会の様子などを報じる。また、「週刊文春 電子版」では服部教授の“釈明音声”を公開する。
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