「ぼくたちの失敗」で70年代に一世を風靡し、10年足らずで活動休止した伝説の歌手森田童子(1952〜2018)。引退後、すっかり姿を消したが、秘かにつげ忠男氏の作品に対する書評を寄せていた。40年越しの返信をつげ氏が綴る。
小生はかなり古くからの漫画家だが、自作がモテたと感じる評を目や耳にしたことはほとんどなく、あるとすれば「絵も内容もやたら暗い」といったものばかり。デビュー以来そんな状況が続いていたある日、小生の作品集『懐かしのメロディー』を良しとするエッセイが「日本読書新聞」に載っていることを知った。筆者は森田童子さんである。
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source : 文藝春秋 2023年1月号