1989年6月24日に死去した美空ひばり。“歌謡界の女王”として燦々と輝くスターだったが、情に厚い彼女の素顔が文藝春秋の誌上では語られてきた。ほかでは読めない貴重な証言を紹介する。
小林旭 回顧録「美空ひばりと俺」
小林旭(俳優・歌手)
「『好きなの』、『結婚しましょう』と、圧倒されるくらいの勢いで、次第に俺もそういうものかなと思うようになった」。小林旭氏が打ち明けた、美空ひばりからの熱烈なアプローチ。
美空ひばり邸の三婆
息子と付き人が「お嬢」秘話を公開
加藤和也×関口範子×辻村あさ子
「ずっと我が家に住み込みで、8畳の部屋で川の字になって寝ていました。お袋が亡くなってからも、この青葉台の家に住み続けている」。最も身近に接してきた3人による、今だから語れるエピソード。
美空ひばり 「真赤な太陽」で爆笑
岸本加世子(女優)
「体調のよい日に『ディズニーランドに行こう』と誘われ、ご一緒したこともあります」。最晩年を姉妹のように過ごした岸本氏が思い出を語った。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル