「文藝春秋 電子版」は、日本の政局や国際情勢の話題から、流行の小説・映画まで、幅広いジャンルの記事やオンライン番組を配信しています。今回は「文藝春秋 電子版」の記事の中でも、2月にもっとも読まれた5本の記事を紹介します。(編集部・若林良)
《1位》桃崎有一郎「画期的新説 邪馬台はヤマトである」(2024年2月8日配信)
いくつもの議論が重ねられてきた、「邪馬台国はどこか」の問い。『魏志』倭人伝には邪馬台国へのルートについての記載があるものの、それは現実の地理情報に立脚したものではないという指摘も最近なされました。では、どのように邪馬台国の真実にたどり着くことができるか。歴史学者の桃崎さんが、「ヤマト」という言葉を掘ることで探求します。
《2位》「日本の顔 上白石萌音」(2024年2月8日配信)
主演映画『夜明けのすべて』が話題を呼び、舞台『千と千尋の神隠し』の全国ツアー、およびロンドン公演を控える上白石萌音さん。「どんなジャンルの仕事が来ても100で応えたいし、願わくば120で返したい」と意気込みを語る上白石さんに、豊富な写真とインタビューを通して迫ります。
《3位》森功「大阪万博のデタラメ発注を暴く」(2024年2月8日配信)
来年4月に開催予定の大阪・関西万博ですが、現場の取材を重ねてきたノンフィクション作家の森さんは、「これで開幕に間に合うわけがない」という確信を持ったと語ります。事業費の減額、水道などのインフラ整備の遅れ、地盤沈下問題……。万博を取り巻く問題やその背景にあるものを、複合的な取材から浮かび上がらせます。
《4位》杉良太郎「江利チエミが死ぬほど愛した高倉健」〈人生は桜吹雪〉(2024年1月9日配信)
杉良太郎さんがさまざまな交流を振り返る連載「人生は桜吹雪」。今回は歌手・女優の江利チエミ、十七代目中村勘三郎、六代目尾上菊五郎夫人の寺島千代、作詞家・脚本家の川内康範、時代劇スターの長谷川一夫のエピソードが語られました。
《5位》柳田邦男「JAL乗務員 緊迫の証言」(2024年2月8日配信)
今年1月2日に発生した羽田衝突事故においては、JAL機(日航機)の乗客379人全員が脱出に成功したことが話題となりました。では、その要因は何か。乗客の証言や過去の類似した事故との比較、残された映像などから、柳田さんが分析します。なお本記事は「前編」で、後編では事故の根本的な原因が探求される予定です。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル