著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、南條史生さん(キュレーター・美術評論家)です。
父は日曜画家でした。ある時小学生だった私を連れて、横浜の外国人墓地へ写生に行ったことを覚えています。母も琴や三味線を嗜む人でしたし、家の本棚には、父が買っていた『美術手帖』や、白黒印刷の「世界の名画」集が並んでいました。私が美術好きになったのも、当然の流れだったように思います。私が美術の仕事で名が知られるようになると、父が自分の描いた絵を見せて「この絵、どう思う?」と、批評を求めてくるのには少し困りましたが(笑)。
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source : 文藝春秋 2025年2月号