日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹(ゆかわひでき)(1907―1981)。24年後に同賞を受賞した物理学者の江崎玲於奈(えさきれおな)氏は、新入生の時、もぐりで湯川博士の講義に出ていたという。
江崎玲於奈博士 IBMワトソン研究所 ヨークタウン ハイツ ニューヨーク
固体物理学ならびにエレクトロニクスへの貴君の偉大な貢献に基づく今回の受賞に対し、心からお祝い申しあげます。そして、貴君の研究のさらなる成功を祈ります。
湯川秀樹
(筆者訳)
この京都からのテレックスがニューヨークの私の研究所に届いたのは、1973年10月24日9時59分となっている。湯川博士から私に対する初めてのお言葉である。2013年から数え、私のノーベル物理学賞受賞はちょうど40年前にあたる。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
今だけ年額プラン50%OFF!
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
オススメ! 期間限定
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
450円/月
定価10,800円のところ、
7/31㊌10時まで初年度5,400円
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2013年1月号