昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2022/08/31

genre : ライフ, , 娯楽

国内に現存する最古の屋上観覧車は登録有形文化財に

名古屋栄三越 観覧車(愛知県)

名古屋栄三越 屋上観覧車

 1954年、オリエンタル中村百貨店がオープンすると同時に、3階屋上に初代の観覧車が設置された。1956年、オリエンタル中村百貨店が7階まで増設される際、8階である屋上に新しい遊園地がオープンし、2代目である現在の観覧車が営業開始した。高さ12m、1回300円で2周乗ることができた。1980年、オリエンタル中村百貨店が名古屋三越百貨店に変わったあとも観覧車は回り続け、2005年7月まで営業していた。国内に現存する屋上観覧車として日本最古の物であり、2007年には登録有形文化財に指定された。

 現在乗ることはできないが、メンテナンスを兼ねて毎週日曜の正午と午後3時には、人を乗せない状態で動くところを見ることができる。

東山動植物園 大観覧車(愛知県)

東山動植物園 大観覧車

 東山動植物園の中にある遊園地エリアで稼働中の観覧車は、ゴンドラが動物の形をしている。緑のコアラ、黄色のカバ、ピンクのゾウ、青のペンギン、そして茶色のサルかと思いきやどうやら孫悟空のようだ。動物に合わせて耳の形がそれぞれ違い、ゴンドラの色を塗り分けているだけではないところが楽しい。

 観覧車が設置されたのは1987年。1999年に現在の動物のゴンドラに取り換えられた。観覧車の高さはおよそ40m、一周わずか6分と小さめだが、小高い丘の上に立っているため、頂上からは名古屋の街を見渡すことができる。

堀内公園 観覧車(愛知県)

堀内公園

 1992年、安城市の市制40周年の際作られた堀内公園。それと同時に設置された有料遊具はどれも50円~100円で乗ることができる。中でもひときわ目立っているのが観覧車。枠組みの外周にはさらに小さな輪が連続して並び、その輪の中にゴンドラがぶら下がっているという、今までにない形をしている。

 かつてはここ以外にも同じタイプの観覧車は各地にあったようだが、すべて閉園・撤去され、今は堀内公園にしか残っていない。小さな輪の色に合わせたカラフルなゴンドラは24台。高さは35m、一周およそ8分間。1人1回100円で乗ることができる。ゴンドラからは広大な濃尾平野を走る新幹線や名鉄電車が見え、電車好きの子供は特に喜ぶ。