■言霊のもちぐされ
第1回 居丈高さん、こんにちは
第2回 勝手に総裁“戦”観戦記
第3回 顔面字面(じづら)フリーク
第4回 政治家さん不倫キブン
第5回 言葉の偏食者
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第19回 「文学にうってつけ」を捜して
第20回 〇〇と額面通りは使いよう
第21回 よみがえるクヒオ大佐の怪
第22回 コメンテーター選評
第23回 年を取ってみた! 今回
夫が、某ミステリー作家の作品に突然熱中し始めて、その方の本を片っぱしから読んでいるのである。それをながめていた私は、ちょっとマウント取ってやるかいくらいの気持で得意気に言ったのだった。
「私なんか、若い頃にとっくに読破したもんね。『〇〇××』なんて読んだ? え? まだ読んでないのー? 停年間際の老刑事がやるせなくって、いいんだよねー」
すると、夫は、まじまじと私の顔を見た後、ぽつりとこう言ったのである。
「停年間際の老刑事ってさ、あなたより年下でしょ?」
ええ? そんな! NOOOOO!!
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source : 文藝春秋 2026年9月号

