■言霊のもちぐされ
第1回 居丈高さん、こんにちは
第2回 勝手に総裁“戦”観戦記
第3回 顔面字面(じづら)フリーク
第4回 政治家さん不倫キブン
第5回 言葉の偏食者
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第19回 「文学にうってつけ」を捜して
第20回 〇〇と額面通りは使いよう
第21回 よみがえるクヒオ大佐の怪
第22回 コメンテーター選評
第23回 年を取ってみた!
第24回 ごーごーじみんとー 今回
「じみんとーまがじん」。
毎年一回発刊されている、自民党青年局による冊子だそう。表紙には、アニメのような絵柄で、国を救う勇者よろしくマントを肩にかけた高市総理と、鎧やローブで武装した若手議員らしきキャラクターが、いざ戦わんという風情でヒロインを取り囲んでいる。RPG(role-playing game)風デザインなんだとか。国内の社会問題をダンジョンになぞらえて、クリアして行こうとしているらしい。そして、その総指揮をとるのが、無敵の〈宰相タカイチ〉で、そこに続く聖なる一団が「じみんとー」……、わーっ、すごーい、格好いい!! なんて、思ってるの?「じみんとー」の皆さん! ほんと?
今井絵理子参院議員は〈Body&Soulで寄り添う白魔道士〉というキャッチフレーズ(?)が付けられているけど、今井さん、これでいいの? 一線、越えてない?(嫌味、笑)
私は、たびたび政治のありように難癖を付けているが、このところ、すっかり日常語になってしまった「右」でも「左」でも、「保守」でも「リベラル」でもない。何故なら、それらが振り切った究極まで進んでしまうと、結局、言ってること、やってること、どれも同じに思えてしまうから。
自分は、常に真ん中にいて、あっちを見ては共感し、こっちを向いては反発したり、の個人的日和見主義者でいたい。そう、ふらふらしているいい加減な奴なのね。
だから、個人の趣味と美意識だけで言わせてもらうけど、このセンスって、どうなんでしょう。
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source : 文藝春秋 2026年10月号

