環境史から隠された穀物食の嘘が明らかに
4歳になる息子がマテバシイの実が好きだと妻から聞いた。私の妻と息子は子育てサークルで近くの低山を歩いており、時々ドングリを口にするのだという。それをきっかけに食材としてドングリに興味をもった矢先、たまたま本屋の新刊台で見かけたのがこの本だ。

私の自宅近くの道端は秋になればドングリだらけになる。栄養もあり、ヒトの生活圏内の森にあふれているのに、これを食材として積極利用しないのは、よく考えたら不自然な話だ。人類がドングリを主食にしなかったのは味や食感に欠点があるからだと何かで読んだことがあるが、本書によるとどうやらその説は誤りで、現行の経済システムがわれわれの食生活をそのように導き、ある種の洗脳をほどこしたからというのが本当の理由のようである。
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