夏の訪れを告げる川魚の女王 香り高き鮎の塩焼きを手土産に
![画像6](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/1600wm/img_658ea24607e3903ca1fde0f1ac9634a4133822.jpg)
天然遡上の鮎で知られる栃木県那珂川で自社養殖場を整備し、川魚一筋に商いを続ける林屋。西の四万十、東の那珂川と称される清流・那珂川の伏流水で育てた鮎は、天然物にも劣らぬ味わいと美食家たちの舌を喜ばせる逸品だ。数ある川魚料理の中、『焼あゆ 六ツ目籠入り』(10尾、3,680円)は、鮎を赤穂の焼塩で焼き上げ、風情ある六ツ目籠に入れた看板商品。旨さを引き出すため絶妙の火加減で一尾一尾、熟練の職人が炭火で焼いており、鮎独特の香気がなんともいえぬ豊かなひとときをもたらしてくれる。この鮎ならば初夏にふさわしい、目でも舌でも愉しめる至福の時を過ごせる。
林屋川魚店 栃木県那須郡那珂川町小川171-8 ☎︎0287-96-3222
雲仙の銘菓をアレンジした モダンな葉巻風お菓子で一服
![画像5](https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1600wm/img_771a1782b0c2e76fc90caa0f7a4b060151443.jpg)
明治初頭、温泉が健康にいいことから旧島原藩主松平氏の発案で作られるようになったのが、生地に温泉水を練り込んだ雲仙名物湯せんぺい。一つ一つ手焼きする伝統製法を貫く遠江屋(とおとうみや)では、銘菓の湯せんぺいに加え、工夫を凝らした商品も揃えており、そのひとつが『湯せんぺいシガーロール』(5本入り、900円)だ。かつて雲仙が外国人避暑地として賑わい、葉巻を嗜む紳士が街にいた頃を懐古するようなお菓子で、湯せんぺいを葉巻状に手で巻き、チョコレートを中に流し込んでいる。サクサクと軽い歯触りがよく、せんべいの素朴さとチョコレートの風味が調和し、新しい美味しさを奏でている。
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source : 文藝春秋 2021年6月号