「鶴ちゃんが何だか大変なことになっているんです。長田さん、密着取材をしませんか」

「文藝春秋」の編集者、タケダ青年（以下、略してタケ青）によると、片岡鶴太郎は5年前からヨガにはまっていて、毎日午前1時起きで4時間のヨガを1日も休まず続けているという。その結果インド政府公認の「プロフェッショナルヨガ検定ヨガインストラクター」なる資格まで取得したそうだ。この資格、日本では19人しか持っていないという。

　それだけでなく、徹底的な肉体改造も実現した。食事は朝の1回、野菜中心の料理と果物を2時間かけて摂るだけで、酒も、タバコも、女も寄せ付けない生活を送っているという。そんな禁欲生活を続けた挙句、今の体重は43キロだとか……。

　マッチの物まねや、ビートたけしと織りなす「おでん芸」の、我々が愛した「鶴ちゃん」とは何かが変わってしまったのだ。密着して、その正体を突き止めようではないか。

太白胡麻油を顔に塗って

　8月8日。都内のホテル。

　ヨガの取材はここのスイートルームで行われる。普段鶴太郎はアトリエを兼ねた自宅でヨガを行っているが、取材陣を自宅に入れたことはないとのことで、ホテルでの取材という運びになったのだ。

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