10月14日は鉄道の日。西村京太郎氏が語った「時刻表の醍醐味」から、「新幹線の父」の秘話まで、鉄道にまつわる貴重な記事を集めました。
鉄道浪漫へようこそ
「文藝春秋」編集部×梯久美子(ノンフィクション作家)
一か所にとどまれない魂を持ち、移動の中で心身が蘇る人々が、鉄道旅を愛してきた。それは昔も今も変わらない――。自身も旅を愛してやまない梯久美子氏が、100年前の宮沢賢治の旅を起点に鉄道旅の醍醐味を紹介。美しい写真もご覧下さい。
私の人生を決めた本
時刻表に夢中になった
竹本勝紀(銚子電鉄社長)
開業100周年を迎えた千葉県銚子市を走る銚子電鉄。社長の竹本氏は、影響を受けた本として、小3の時にプレゼントされた「時刻表」の存在が大きかったと語ります。
ニッポンの社長 第9回
「万年自転車操業の鉄道会社『銚子電気鉄道』が突っ走る独自経営路線」竹本勝紀(銚子電気鉄道)
樽谷哲也
「鉄道会社なのに自転車操業」と“自ギャグ”路線を突っ走る竹本社長。運転士として自らも高頻度で運転席に座る彼の経営は、「山あり谷あり」ではなく「谷ばかりの苦境」だったといいます。
わが友・葛西敬之氏を偲ぶ
杉田和博(元内閣官房副長官)
昨年亡くなったJR東海名誉会長・葛西敬之氏。公私ともに深い交流を重ねてきた杉田和博氏が、葛西氏の稀有な人柄と、国鉄分割民営化をはじめとした功績について語りました。
101人の輝ける日本人
十河信二 国鉄総裁の大きなウソ
牧久(ジャーナリスト)
昭和30年、71歳で国鉄総裁に就任した十河信二。「東海道新幹線を開通させる」という夢を実現するために彼がついた「大きなウソ」とは? のちに「新幹線の父」と呼ばれた、十河の度量の大きさが感じられます。
100周年記念企画「100年の100人」
原敬 平民宰相は鉄道と私学の父
小沢一郎(衆議院議員・自由党代表)
約1世紀前に刺殺された「平民宰相」原敬。交通インフラの整備に力を注ぎ、後の日本の発展の元を築いたその業績を、小沢一郎氏が自身の政治家としての感慨も交えながら語り明かします。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル