3年目に突入した岸田政権。結局のところ岸田首相とは、どういう人物なのか。これまで文藝春秋では岸田首相の寄稿、インタビューはもちろん、官邸に脳波測定器を持ち込んだ「脳波鼎談」、裕子夫人の対談など幅広い企画を掲載してきた。岸田首相の実像に迫った記事を時系列で紹介していく。
岸田文雄「菅さんには絶対勝つ」
岸田文雄(聞き手:篠原文也)
総裁選の直前、岸田氏は総理職にかける意気込みを、政治ジャーナリストの篠原氏がズバリ聞いた。総裁選出馬の背景として語られたのは「国民の政治不信に対する危機感」だった。
岸田文雄「負の遺産」の相続人
後藤謙次(政治ジャーナリスト)
2022年10月に岸田内閣が誕生した直後、岸田氏の「決断力の弱さ」を政治ジャーナリストの後藤氏が指摘した。周囲の顔色をうかがう姿が岸田氏に目立っていたことから、「聞く力」を誰に対して発揮するのかと後藤氏は問いを投げかける。
緊急寄稿 私が目指す「新しい資本主義」のグランドデザイン
岸田文雄
岸田内閣が年始を初めて迎えるにあたって、文藝春秋新年号では岸田氏が自らの政治のグランドデザインを語った。「新しい資本主義」の原型を知ることのできる重要な肉声だ。
有働由美子のマイフェアパーソン
家庭では「聞く力」はないです
岸田裕子(総理夫人)×有働由美子(キャスター)
「家庭人」としての総理の素顔について裕子夫人が赤裸々に語った。聞き手を務めたのは人気キャスターの有働氏だ。子育て支援の充実は「新しい資本主義」の注目論点。では、岸田家の子育ての実態はいかに——?
101人の輝ける日本人
池田勇人 名に恥じぬよう精進
岸田文雄
尊敬する政治家について文藝春秋が岸田氏に訊ねると、池田勇人氏の名前が挙がった。池田氏は、自民党最古の派閥・宏池会の創立者だ。そして、第九代の宏池会会長を務めているのが岸田氏である。「国づくりとは人づくり」と、池田氏の言を引きながら、岸田氏が尊敬の念を語っている。
⚡脳波鼎談⚡ 日本復活への道
岸田文雄×岡藤正広×中野信子(司会・新谷学)
現職の総理大臣が「文藝春秋 電子版」のウェビナーに出演! 共演者を務めたのは、伊藤忠商事CEOの岡藤氏と、脳科学者の中野信子氏だ。総理の頭の中を探るため、脳波測定器を岸田氏が装着するなど前代未聞の光景が繰り広げられた。忖度無しの本音“生”トークは必見である。このウェビナーのテキスト版も「文藝春秋 電子版」で読むことができる。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル