ステージ4のがん患者となったベテラン医療ジャーナリストが読者に伝えたいこととは――。手記「医療ジャーナリストのがん闘病記」(文藝春秋2023年7月号)が大きな反響を呼んだ長田昭二氏(58)が、「文藝春秋 電子版」オリジナル連載で、自身の病をレポートする。
薬のネーミングは怪獣のような名前ばかり
ずっと逃げ回っていた化学療法が始まってひと月半が過ぎた。
僕に使われる抗がん剤は「ドセタキセル(商品名=タキソテール)」という薬だ。これを最長で8回投与し、その後は「カバジタキセル(同=ジェブタナ)」という薬に切り替える予定となっている。
いつも思うのだが、医家向けの薬の名前というのはなにゆえこのようなおどろおどろしい名前になるのだろう。まるでウルトラ兄弟たちに倒された怪獣のような名前ばかりだ。一般名は仕方ないとしても、せめて商品名くらいはもっと小洒落た、覚えやすいネーミングにできないものなのだろうか。
抗がん剤「渚の恋人」
抗がん剤「6月の花嫁」
抗がん剤「病は気から」
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