「健五さんは、毎号『左が大事』と言っていたらしいですよ」
11月号掲載「『越山会の女王』削られた5枚」の取材で、社のOBと会ってきたデスクがそう伝えてきました。
健五さんとは、「淋しき越山会の女王」(1974年11月号)掲載時の編集長・田中健五さん。「左」というのは目次の左端に置かれる記事のことです。田中さんは、雑誌がよく売れるためには、「左の記事が大事」と意識していたのでしょう。
編集者は毎号、目次の右と左にどんな記事を置くかに頭を悩ませています。
12月号の目次をご覧ください。右には、自民党の変質を深掘りした「緊急特集・石破首相の煉獄 自民党崩壊」、左には第一線の医学研究者がわかりやすく解説する「5つの臓器のアンチエイジング」があります。
たいてい「右」には政治や経済、あるいは事件などの時事ネタ、「左」には芸能や医療、文化などの柔らかめの記事が来ます。この2つがその号のいわば飛車角、目玉記事です。
これに加えて「真ん中」というのもあります。今号の「真ん中」は「スペシャル特集・あなたに見てほしい映画」。俳優の宮澤エマさん、國村隼さん、そして、各界のシネフィル(映画通)の方々がジャンル別ベスト映画を紹介しています。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
今だけ年額プラン50%OFF!
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
オススメ! 期間限定
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
450円/月
定価10,800円のところ、
2025/1/6㊊正午まで初年度5,400円
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 電子版オリジナル