▼〔枝豆の塩漬〕
東北から北海道の道南地方にかけての地域では、枝豆の漬物が楽しまれているという。札幌市「北の漬物庵」の店主の実家は、函館の網元。多くの漁師らのために大量の漬物を作る母から、『枝豆の塩漬』(200グラム入り500円+税)を受け継いだ。
霜の降りる頃に道南で採れる枝豆に、塩と穂紫蘇、水を加えて漬け込む。乳酸発酵が進んで食べごろになった枝豆は、ほのかな酸味とよい加減の塩味で、穂紫蘇の香りも爽やか。店主が「幼い頃は丼一杯食べていた」と言うが、納得の美味しさ。他にも、手間ひまかけ、保存料などを一切使わない多彩な漬物が揃う。『にしん漬』『松前漬』『白菜キムチ』なども人気。(問い合わせ先・北の漬物庵 ☎011・512・4961)
▼〔沖縄ご当地カレー〕
「SPAM(スパム)Ⓡ」といえば、元はアメリカ発の缶詰だが、今やゴーヤチャンプルーなどで知られる沖縄の味。これをレトルトカレーに仕立てたのが、「沖縄ホーメル」の『SPAMⓇカレー』(180グラム入り、税込513円)だ。
SPAMⓇを食べ応えあるよう大きめにダイスカット。味を引き立てるオリジナルスパイスを組み合わせ、国産のタマネギなどの野菜とともに煮込んだ。何度も試作を重ねたというだけに、SPAMⓇや野菜の旨みが豊か。ピリッと刺激的な中辛のルーにどっぷりとはまって、クセになる味。ほかにも、沖縄の郷土料理を手軽に楽しめるレトルトの『なかみ汁』や『ソーキ汁』などもある。沖縄の地に思いを馳せたい。(問い合わせ先・沖縄ホーメル ☎098・895・3312)
▼〔上品な白だし〕
岡山県瀬戸町で明治3年に創業した「笹埜醤油醸造元」は、岡山独特の甘みや旨みのある醤油作りを続けてきた。果物王国の岡山が誇る白桃は、同町にルーツがある。この名産品を活かして作ったのが『白桃白だし』(400ミリリットル入り、税込668円~)。県産の白桃の果汁と、羅臼昆布、削りたての鰹節に、同店特製の薄口醤油を仕込んだ白だしだ。
約10倍に薄めるだけで、京風の煮物やお吸い物、だし巻き卵など、簡単に味を決められる。すっきりとして、上品な甘みがある。家庭料理の味が一段アップすること間違いなし。イタリア料理やフランス料理などの隠し味にも使え、料理の幅が広がる。(問い合わせ先・笹埜醤油醸造元 ☎086・953・0616)
▼〔トマトの旨みを凝縮〕
野菜や果物を通じて、日本のこだわりを世界に広めるギフトを手がける「ベジターレ」。『トマトクリスタル』(300ミリリットル入り1900円+税)は、トマトジュースのイメージが覆される。
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source : 文藝春秋 2020年10月号