球児たちが熱戦を繰り広げている「夏の甲子園」。その裏側には知られざるエピソードが秘められている――。PL・横浜の名将が語る秘話、巨人・原監督の高校時代の原点、さらには“伏魔殿”と批判される高野連の研究まで、文藝春秋が取り上げてきたレポートを紹介する。
日本高野連「伏魔殿」の研究
鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班
スポーツの取材を長年続けてきた鷲田氏が、「甲子園大会のビジネスモデル」の実態を深掘り。“伏魔殿”と批判された高野連の懐事情を紐解くと——。
投手が甲子園で燃え尽きぬために
桑田真澄(元プロ野球選手)
日本高等学校野球連盟は「球数制限」を2020年から導入している。議論を巻き起こしてきた球数制限を、往年の名投手・桑田氏は「小さな一歩」と、文藝春秋で本音を語った。
PL×横浜対談「最強チーム」には秘密がある
中村順司(元PL学園監督)×渡辺元智(元横浜高校監督)
PL学園の黄金期を築き上げた中村氏と、史上4人目の甲子園通算50勝を果たした渡辺氏が対談した。2人の名将が語る甲子園の魅力とは?
吉田輝星を生んだ金足農「34年の絆」
中村計(ノンフィクションライター)
金足農業高校は、秋田代表としては103年ぶりとなる決勝進出で2018年の夏の甲子園を沸かせた。『金足農業、燃ゆ』を書いたノンフィクションライターの中村氏が、金足農業高校の起こした奇跡の舞台裏に迫った。
原貢78年の壮絶ケンカ人生
松下茂典(ノンフィクションライター)
読売ジャイアンツ監督の原辰徳氏の原点は、父親が監督を務める東海大付属高校野球部にある。親子の活躍を「父子鷹」とメディアはもてはやした。しかし、その裏側には親子同士が激突する壮絶な日々が秘められている。
ミズノ「夏の甲子園」を生んだ野球愛
樽谷哲也(ノンフィクション作家)
夏の甲子園の発祥を語るうえでスポーツ用品メーカー「ミズノ」の貢献は欠かせない。ミズノ創業者は高校球児の活躍の舞台を作るために損得勘定抜きで奔走したという。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル